ANDÉN CERO┃アンデン セロ
マドリッドの地下鉄のお話し。
「アンデン セロ」と言うスペースに行ってきました。
今はなきチャンベリー駅を見学できるスペースです。

現在チャンベリー駅は存在しません。最初の地下鉄が開通したときにあった駅でですが拡張工事にともない閉鎖を余儀なくされた駅なのです。
最初にマドリにメトロ1番線が開通したのは1919年10月17日。その長さは3Km半、プエルタ・デル・ソルとクアトロ・カミーノスをつなぎ、その間に6つの駅がありました。客車は5両編成、収容人数は250人、25km/hの速度で2~3分間隔の運行でした。
市民戦争の時代は多くの駅が急ごしらえで空爆時の避難所としても使われていたそうです。
60年代になると乗客の増加にともない客車を6両に増やすことにしましたが、このチャンベリー駅はカーブの途中で駅の拡張工事が不可能であることと、前後にあるビルバオとイグレシアの駅が近いため閉鎖されることになりました。
そ れから50年近くの時を経て、建築家パウ・ソレールとミゲル・ロドリゲスにより2006年チャンベリー駅復活プロジェクトが開始されました。50年地下に 眠っていた壊滅状態の古い駅は、床、壁、丸天井、改札口、切符売り場や当時の広告までが当時のまま再現され2008年3月24日に公開されました。
こちらは現在のマドリッドのメトロ


レトロに復活した改札口には、切符売り場、改札窓口があり、ほとんど自動化された今とはまったく違う雰囲気。



壁や天井はタイル張り。 地下鉄地図も当時のまま。
_
_
_
_
プラットフォームはそのままでガラス張りで線路に入れないようになっていて、地下鉄は当たり前のように通ります。もちろんメトロの中からも一瞬見えるんです。
当時jの広告もタイル。当時のデザインと色合いが美しいのです。最近の広告よりよっぽど素敵。
_
_
今の広告は紙の広告をスペースに張っては剥がし、剥がしては張りを繰り返していますが、当時はタイルで作ったと言うことはずっと変わらない広告だったのでしょうか。




広告のスペースの一部はスクリーンになっていて、その昔の映像が流されています。
その時代に生きていたわけではないけれど、それでも懐かしくノスタルジックに浸ります。

地上から地下鉄へと続く階段。地上の地下鉄口は閉ざされていて、階段から扉までは映写室になっています。階段に座席が設置してあり、モニターには17分間のプロジェクトの映像が繰り返し流されています。
誰もいない平日の昼間、のんびりおしゃべりをしていました。外は30度を越えいたので涼むには最適。

上を見上げると明り取りが。地上では地面にあるマンホールのようにみえるのですが、実は明り取りの窓になっているのです。この駅が閉鎖されたときにどのように入り口を封鎖したのかはわからないけど、階段から扉まですっかり再現してるんです。
ガラスの塔のような建物がアンデン・セロへの入り口。エレベータとそれを囲むように螺旋階段で下りれるようになっています。
Ver mapa más grande
ここまでのプロジェクトを無料で公開しているマドリッドも地下鉄も太っ腹。マドリッドにはこういった市民に開放されたスペースがたくさんあります。無料だからといって放置ではなく、数人の警備員とアテンダトがパンフレットも用意されています。
でも時代を感じることの出来るこんなスペースなかなかないですから。
優!
ANDÉN CERO
チャンベリー駅┃ESTACIÓN DE CHAMBERÍ
住所:Plaza de Chamberí s/n(Calle Santa Engracia)
サンタ・エングラシア通り
地下鉄: 一番線 Iglesia, Bilbao
バス: 3,40,147
会場時間
火~金:11:00~19:00
土・日・祝:11:00~15:00
月:休み
観覧無料
定員制
グループ観覧予約
+34 91 392 06 93
010 Línea Madrid
902 444 403
マドリッド地下鉄HP
ANDÉN CERO|アンデン・セロHP


コメントする